りんご

「かわいいお嬢さん、このリンゴをあげよう。かじってごらん」

「ありがとう。サクッ。あああ・・」

「ひっひっひ」

「なんて美味しいリンゴかしら。おばあさん、もっといただける？」

「え？なんともないのかい」

「何かありましたか」

「え、いや、何でもないよ。もっと食べたら効き目が出るだろう」

「そうよ！おばあさん。リンゴは毎日１個食べなくちゃね。リンゴを食べると、疲れがとれたり、肩こりや腰痛が緩和されたり、高血圧がよくなったり、便秘が解消されたりするのよ。」

「まあ、そうなのかい」

「そうよ！それに、リンゴの皮に含まれるリンゴポリフェノールは、皮膚老化抑制効果があることが発見されたんですって！」

「え、それなら私がリンゴを食べた方がいいじゃないか」

「そうね、じゃあ、一緒にリンゴの買い出しに行きましょう」

そうして、白雪姫とおばあさんは市場へ行って、詰め放題５００円のリンゴを無理矢理袋に詰め込み、エコバッグにいっぱいリンゴを買って帰りましたとさ。

「やるね、白雪姫。ずいぶん無理矢理詰め込んだじゃないか」

「おばあさんこそ、ビニール袋が伸びるまで入れてたわよ」

「このくらいやらなくちゃ、愛知県では賢い主婦と言われないんだよ」

「そうね、私も王子様の妻になる日を夢見てやりくりの修行するわ」

二人は意気揚々と家に帰り、毎日おいしいリンゴを食べました。

そして、おばあさんもすっきりと美しくなりましたとさ。めでたしめでたし

どういう話やねん。・・・白雪姫ですから、主婦のファイト（スノーホワイト）

ｂｙ182136T